美味出会成都食歩

成都市は四川省の省都であり、副省級市。豊かな成都平原の中にあって古くから「天府の国」と呼ばれてきました。唐の時代から蜀錦を産出することから、「錦城」の別称を持ち、また芙蓉の花を市花とするので「蓉城」とゆう華やかな別称もあります。

成都といえば　パンダって叫ぶ方も多いでしょう。

しかし！！

中国人の間でより好まれるのは成都の食べ物だそうですよ。

成都行ったら、食べ歩きせねばとおっしゃる方がほとんどです！

まずは、日本でもお馴染みの　「タンタン面」　。成都のは味にパンチが効いていて、お酢を少し入れて食べると、辛さが和らいで、より食べやすくなりますよ。

続いては　こちらの「鐘餃子」。　普通の水餃子と違って中身は野菜を一切使わず、豚の挽肉だけでできています。その上にタレを掛けて食べると甘辛な食感を楽しめます。

こちらは甘～い「頼湯園」。もち米と磨りゴマでできているこちらのスイーツはあつあつの内に召し上がると美味しいですよ。その磨りゴマにはラードを練りこませているから、コクのある味で癖になります！やけどにご注意。

こちらは「三大砲」、同じくもち米から作られています。日本のおはぎに近いイメージの食べ物です。作る時に「ドンドン」と大砲のような大きな音が出ることから名づけられました。上にかかっているきなこは、大豆、ゴマ、から作られています。

肉食の方にお勧めの一品がこちらの「夫婦肺片」。食材は牛肉と牛の心臓、タン、胃袋を使います。肺は使いません（笑）。あまりの美味しさで中国各地でお店がみえますが、やはり本場の味はここでしか味わえません。見た目ほど辛くないですよ。お肉に続いてこちら「成都ボーボージー」。これぞ日本のボーボージーサラダなどの原型になった一品でしょう。上に鶏の頭をのせるところが中国って感じですね。ダシの効いた味付けが食欲を掻き立ててくれます。そしてこちらはワンタンと似たようで違います、「龍抄手」とよばれるこの料理は絹よりも薄い皮を使い、中身の挽肉は鶏、鴨、豚から作られています。いわば、成都のワンタンです。じゅるっと口に吸い込めば、旨みがふわっと広がります。

最後に、こちらの料理は火鍋の串バージョンといわれる「串串香」です。思い当たる食材ならなんでも串に刺さってそうな感じです。決め手になるのはその付けタレとなる特製ラー油！地元の人々にも愛され続けてきた料理です。